設計依頼をお考えの方は、お問い合わせフォームからご相談下さい。資料(会社案内と作品集)を見て、設計した建物を体感いただき、設計の価値観が合うかどうか確認いただくことをお勧めしています。自宅兼兼事務所である高津の家は家づくり相談を兼ねて見学いただけます。タイミングがあえば、完成見学会にも参加いただければ、と思います。
相談は無料です。 建築条件からどんな家に住みたいか、どんな生活を送りたいかざっくばらんにお話を伺います。およそ1〜2時間くらい目安で、その際にはおおまかでよいので、予算計画やスケジュールをご用意ください。設計室は川崎市高津区の二子新地(東急田園都市線二子新地駅から徒歩8分)にあります。2020年春以降、オンラインでの家づくり相談も行なっています。
相談後、設計をすすめたいと思っていただけたら、設計の仮契約を結びます。 仮契約後に調査やヒアリングを行い、プランニングを始めます。 なお、この仮契約時には仮契約料として5万円をいただきます。この費用は設計監理契約へ至った場合は、その費用に当てられますが、至らなかった場合は返金されません。詳しくは、よくある質問をご覧下さい。
敷地の調査を行い、建築設計の手がかりを探ります。 現地調査で敷地内の各種インフラの状態、土地の高低差や周辺環境といった条件を確認し、また役所調査では容積率や建ぺい率などの建築基準法や都市計画法など法規に関することを調べ、整理します。 可能であれば、このときに測量図や地盤調査データを集めるようにしています。
簡単なスケッチや模型をつかって基本計画案を提案します。基本計画は建築の規模や構造、間取り、コンセプトといったものを一通り決めるための計画案です。これがプロジェクトの核になる大切な部分ですので、丁寧にすすめていきます。細部は実施設計の段階で詰めていきます。
基本設計案がまとまった時点で、設計監理契約を結んでいただき、引き続き「設計」業務をすすめます。なお、契約書は四会連合協定の契約書や契約約款をベースにしており、設計監理料は工事費用をベースにした料率で定めています。工事費の10〜15%が目安で「よくある質問 設計料についてQ01」に記載しています。詳しい料率については、お問い合わせ下さい。
実施設計では様々な要素の検討と決定を行います。あらかじめこちらでセレクトした仕上げ材や照明器具、設備機器を中心に、カタログやサンプルを見ながら選んで決めていきます。事務所だけでなく、ショールームでも打合せすることがあります。ただし、決める項目がたくさんあるため、何かと時間がかかりますし、それぞれの決定と並行して実施図面を仕上げていきます。目安の期間としては4〜5ヶ月です。
実施設計案がまとまったら、工務店に見積りを依頼します。相見積りか特命見積りかは一長一短ですので、プロジェクトに応じて、融通をきかせた進め方にしています。設計室では工務店から出てきた見積り金額が適正であるかを精査するとともに、それが予算を超える場合はどう調整するか提案します。その流れを経て、見積り金額が決まると、クライアントには工務店と工事請負契約を結んでいただきます。
見積り依頼と並行して、建築確認申請など着工前に必要な申請や届け出を行います。 この業務は設計監理業務に含まれますが、役所などの審査機関に支払う審査手数料はクライアントにご負担いただきます。目安としては木造2階建でおよそ2〜3万円です。また、建築確認申請以外の長期優良住宅の申請や省エネエコポイントの申請業務は別途費用をいただき、この段階で行っています。 以上で、「設計」業務は終わります。
地鎮祭を経て着工します。これから先は「監理」業務へ移ります。 基本的には設計図通りに現場が進んでいるかを確認しますが、設計図では描ききれない現場詳細図を描いてより完成度の高い空間を目指します。現場監理は週に1回を目安として行います。遠方で毎週監理に赴くことが難しい場合は、遣り方や配筋検査などポイントを抑えて監理を行い、補足のため、クライアントや現場監督にも協力を頂き、写真や動画で確認をすることもあります。
工事の進捗に合わせて、監理者として各種検査を行います。 定期的な現場監理に加えて、各工程の区切りで検査を行います。例えば、木造2階建ての場合、遣り方検査、根切り底確認、配筋検査、上棟立会い、金物検査など最低限行っています。 また、検査機関の中間検査・完了検査、住宅瑕疵担保保険による検査も行われますし、引き渡し前には施主検査もあります。これらの検査をすべて合格して、工務店からクライアントに引渡されます。
後藤組設計室では1年をメドに定期検査を行っています。工務店の現場監督と一緒にお邪魔して、住み心地のヒアリングや不具合カ所の確認などを行うことがほとんどです。設計室では業務完了後も、クライアントと気軽にお付合いできる関係を目指しています。