宮崎台の家
昭和40年代に建てられたマンション一室のフルリノベーションです。建主夫妻には温熱環境を向上させつつ華美でないシンプルな暮らしの場が求められました。既存の部屋は天井高が2.3mと低く、身長の高い施主には圧迫感があり、洗面と浴室がコンクリート躯体で囲われた間取りでした。
今回の改修で、居間と台所を中心に据え、ウォークインクローゼットを挟んで将来の個室化もできる間取りに変更。南の窓に面して、植物やトレーニングなどの趣味のためのインナーテラス、キッチン裏にはスロップシンク付きのパントリーを設えました。温熱環境の向上に、外壁にはウレタンフォームを吹き付け、開口部にはハニカムスクリーンを取り付けました。断熱材の折り返し部分は天井を作っていますが、それ以外の箇所はコンクリート躯体をあらわしにして広く感じるように配慮しています。
所在地 | 神奈川県川崎市宮前区 |
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用途 | 専用住宅 |
工種 | 改修 |
住戸面積 | 70㎡(21坪) |
改修面積 | 70㎡(21坪) |
工事費 | 1000万円台前半 |
設計監理 | 後藤 智揮(後藤組設計室) |
施 工 | 森井 珠実(NENGO) |
コーディネート | 和泉 直人(NENGO) 森 真澄(NENGO) |
設計期間 | 2018年12月〜2019年4月 |
施工期間 | 2019年5月〜8月 |
ごも日記 | 「宮崎台の家」編 |