陸前高田ピーカンナッツ苗木育成研究施設

 岩手県陸前高田市にあるピーカンナッツの苗木育成のための研究施設です。市が進める産学官(サロンドロワイヤル-東京大学-陸前高田市)連携プロジェクトの一部として、新しく計画されました。ピーカンナッツは北米原産のクルミ科落葉高木の種実でチョコレート等に使われる作物ですが、これまで国内ではほとんど栽培されませんでした。今後、この施設を拠点に苗木を育てながら最適な品種の調査研究が行われます。
 施設は大屋根の「研究棟」と「温室棟」から構成されます。どちらも木造で、周囲の景観に馴染むような切妻屋根とし、2棟が連なるように配置しました。研究棟の深い軒下は、風雨や日差しから建物を守りつつ、さまざまな作業が行える空間です。構造材は岩手県産材、外壁は気仙杉の素朴な佇まいの研究施設です。

所在地 岩手県陸前高田市
用途 苗木育成研究施設(研究棟+温室棟)
工種 新築
構造 木造平屋建 在来工法 ベタ基礎
敷地面積 7379㎡(2232坪)
建築面積 99㎡(30坪)
延床面積 79㎡(24坪)
工事費 5000万円代後半
設計監理 後藤智揮(後藤組設計室)
設計協力 飯田智彦(東京大学)
構造設計 荒木美香 (荒木美香構造設計事務所)
設備設計 堀 静香(堀建設株式会社)
施  工 菊池義美(現場監督)(株式会社佐武建設)
設計期間 2020年3月-2020年9月
施工期間 2020年10月-2021年3月
写真 山を背景にした外観写真は飯田智彦氏、その他は後藤智揮
ごも日記 「陸前高田ピーカンナッツ苗木育成研究施設」編
仕様概要 屋根:ガルバリウム鋼板+通気層+高性能グラスウール210mm(天井断熱)
外壁:スギ羽目板板+通気層+高性能グラスウール105mm(充填断熱)
内壁:AEP仕上げ
床 :ヒノキ無垢材
基礎:スタイロフォーム3種Bt=60mm(基礎断熱)
冷房:エアコン

     

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